コロナ院内感染の後遺症

コロナに対する対策はずいぶん緩和されてきたけれど


母が大腿骨骨折して入院してしている間コロナに院内感染した
その病院は全棟個室のため話好きの母にはちょっと残念だったみたい。


でも食事は認知症予防の観点からも 年配の人達は食堂で一緒に食べられた。
仲良くなった患者さんと 話をするのを楽しみにしていた。
面会も出来たので 家族で順番に面会に行った。
差し入れの好物も美味しそうに食べた。
もう一つリハビリ、親切なリハビリの先生に指導してもらって話したり運動するのが
一番楽しいと頑張っていたのに。


コロナに感染してコロナ病棟に移り 病室から出られるのトイレだけ。
食事も部屋の中リハビリも病室の中を少し歩くだけ、
面会も出来なくなり 途端に精神的おかしくなり 訳の分からない電話をしてくるようになった。


12日間の隔離を終えて通常病棟へ移り 面会に行った時に久しぶりに会った母は別人のようだった。
リハビリ病棟の看護婦さんもリハビリの先生も 母の変わりように驚いたと言われ
院内で感染してしまったことを申し訳ないと言ってくださった。


コロナの隔離は仕方ないかもしれない、でも高齢の患者にとってはコロナより重大な症状が出てしまう。
認知症の悪化や発症、筋力の低下等々。


隔離のほかに何かいい方法がないものかと つくづく思ってしまう。


母は退院後精神的には安定して来たけれど 筋力の低下はなかなか戻らない
尿と便が意識なく出てしまう これも筋力の低下からだという。
身体に水が溜まり心不全の症状もでた。


退院から一か月半 まだ症状は残っていいるけど ずいぶん元気になってきた、
食欲もでてきて歩く力も増してきたようだ。


コロナは高齢者にとっては命取り コロナにかかる事より 隔離されることが命取りなきがする。